誰でも分かるアクセス解析「EdLab Site 通信簿」を作りました(β版・モニター3社募集)
自社サイトのために作った、毎月届く「サイトの通信簿」。数字を見ても良いのか悪いのか分からない、という悩みから生まれました。β版として、一緒に育ててくださるモニター企業を3社募集します。

はじまりは、5年前のひとこと
5年前の私は、Web のことはまったくの素人でした。
そんな私に、前職のオーケーズデリカグループで、杉本社長が「ホームページからお客様を集めたい」と任せてくださいました。そこから、集客の仕組みを実際に動かしながら分析し、試しては直すことを繰り返して学び、Web からの問い合わせを少しずつ軌道に乗せてきました。
その途中で、何度もこう感じました。
- アクセス解析を開いてみたけれど、数字の意味がよく分からない
- その数字が多いのか少ないのか、良いのか悪いのかも分からない
- 結局、何をすればいいのか分からない
- 問い合わせが来ても、それが本当にホームページのおかげなのか分からない
今回、EdTech Lab のホームページを新しくするにあたって、そこで培ってきた経験をもとに、自社のために、分かりやすいアクセス解析とサイト分析の仕組みを作りました。
数字だけでは、何も分からない
Google アナリティクスやサーチコンソールは、とても多くのことを教えてくれます。けれど、毎日の訪問者数やページの表示回数を眺めても、「それで、うちのサイトはうまくいっているの?」という問いには答えてくれません。
足りないのは、結果に至るまでの「途中」の数字です。
問い合わせの件数だけを見ていると、件数が少ない小さな会社のサイトでは、ほとんどの月が「0件」か「1件」です。それでは、どこがうまくいっていて、どこで止まっているのかが分かりません。
「どこまで進んだか」を見える化する
そこで、サイトに来た人がどこまで進んだかを、段階に分けて数えることにしました。
| 段階 | 数えるもの |
|---|---|
| 来た | サイトに入った |
| 興味 | ほかのページにも移った、またはじっくり読んだ |
| 検討 | サービスや事例のページをしっかり読んだ |
| 動こうとした | 問い合わせや資料のページに来た、入力を始めた |
| 動いた | 問い合わせ・予約・資料請求を送った |
こうして見ると、「サービスのページまでは来ているのに、問い合わせのページで止まっている」「いきなり問い合わせのページに来る人が多い(紹介や名前での検索かもしれない)」といったことが分かります。数字が、次にやることを教えてくれるようになりました。
この「途中の数字」を数えるために、Google の元データを毎日集計する仕組み(BigQuery)も組み込んでいます。
「どこで迷ったか」まで、自動で見つける
段階の数字で「どこで止まっているか」は分かります。けれど、「なぜ止まったのか」までは分かりません。
そこで、サイトの中での操作も記録するようにしました。ページをどこまで読んだか、どこが押されたか、フォームのどの欄で手が止まったか、といった記録です。この記録を毎朝集計して、決めた基準を超えたものだけを、ふつうの言葉で知らせます。
- 「『まずは相談する』のフォームで、『電話番号』の欄まで来て、送らずに離れた人が4人います」
- 「押しても何も起きない『料金の目安』が、4人に押されています」
- 「スマホでは、このページを半分まで読む人が少なめです」
人数が少ないうちは決めつけないよう、取り上げる基準を設けています。また、これは集計した数字からの「確かめるとよさそうな所」で、原因を言い当てるものではありません。
理由を実際の画面で確かめたい方のために、ヒートマップ(押された所・どこまで読まれたか)と、画面の動きの録画も用意しました。ただ、ふだんは自動の気づきを読むだけで十分です。

記録するのは、Cookie の利用に同意した方の分だけです。入力した文字は記録せず(録画でも伏せ字になります)、IP アドレスも保存しません。
毎月、通信簿が届く
数字は、開きに行かないと見ません。だから、毎月決まった日に、通信簿として届くようにしました。メールのほか、Google Chat などのチャットにも届きます。

届く通信簿は「今月どうだったか、来月何をするか」の順に並びます。まず総評をひとこと。続いて、いちばん大事な3つの数字(相談のきっかけ、訪問者、サービスを検討した人)を先月と並べ、目標を達成したら花丸が付きます。そのあとに、相談までの動き、所見、そして「来月、まず取り組むこと」を、根拠と確認・改善することのセットで書きます。専門用語は使いません。
目標は、この3つの数字にだけ決められます。数件の増減で「良い・悪い」の印を付けることはしません。
A4 の PDF は、学校の通知表のような2ページです。1ページ目はメールと同じ順に、1か月の見られ方のグラフを加えたもの。2ページ目は、その根拠の数字です。

もっと詳しく見たいときは、専用の画面で、好きな期間を選んで数字を確かめられます。最初に相談のきっかけと「次にやるとよいこと」、その下に根拠となる表(よく見られたページ、どこから来たか、Google 検索でどんな言葉で表示されたか、どこで読むのをやめたか、アンケートの答えなど)が並びます。

大切にしたこと
- 専門用語を使わない:「セッション」ではなく「来た回数」。数字の意味を、言葉で添えます。
- データは御社の手もとに:集計した数字は、御社の Google アカウントの中に置きます。操作の記録を使う場合も、御社のホームページのサーバーの中に置きます。私たちのサーバーには保存しません。
- 個人情報は集めない:名前やメールアドレス、相談の内容は、通信簿には入りません。操作の記録でも、入力した文字は記録しません。
- めんどくさいを、付加価値に:毎月アクセス解析を開いて読み解く「めんどくさい」を仕組みに任せて、その分、サイトや仕事を良くすることに時間を使っていただきたいと考えています。
β版のモニター企業を3社募集します
自社のために作ってみて、ふと気づきました。
5年前の私と同じように、「数字を見ても、ようわからんわ」と感じている社長さんは、きっと多いのではないか。この仕組みは、そんな社長さんたちのお困りごとの解決にもなるのではないか、と。
そこで、ほかの会社でも使えるようにしました。まずは3社に使っていただき、ご意見をいただきながら、一緒に育てていきたいと考えています。
こんな会社と一緒に取り組みたいと考えています
- 数字を、人を責めるためではなく、仕事の仕組みを良くするために使いたい会社
- 社員の皆さんと一緒に、サイトや仕事を良くしていきたい会社
- 目指す姿(理念やビジョン)を大切にしている会社
モニターの条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 三重県内の会社(ほかの都道府県の方は、ご相談ください) |
| 対象 | Google Workspace の法人アカウントをお持ちの会社(ホームページの作りは問いません) |
| サイトの規模 | 月の訪問がおおむね数万まで。サービスや商品を紹介するページがおおむね10ページまで(お知らせやブログの記事の数は問いません)。お問い合わせの窓口(フォームなど)は2つまで |
| 必要なもの | Google アナリティクス、サーチコンソール、Google タグマネージャーが入っていること(入っていない場合は、最初の一度だけ設置をお願いします。導入のお手伝いもできます)。Google アナリティクスの管理の権限が御社にあること |
| ホームページへの作業 | 通信簿と解析画面だけなら、ホームページのファイルやサーバーには手を入れません。サイトの中の動き(ボタンを押した、入力を始めた、送ったなど)は、Google タグマネージャーで設定します。操作の記録(自動の気づき・ヒートマップ・録画)を使う場合は、ホームページのサーバーに小さなプログラムを置かせていただく必要があります(サーバーの種類によっては使えません)。ホームページを管理している会社さまがいらっしゃる場合は、ご相談のうえ進めます |
| モニター価格 | 初期費用 60,000円(税別)。設定と使い方のご説明まで |
| 広告の画面(オプション) | 広告ごとの費用・クリック・相談につながった数・1件あたりの費用を、解析画面と通信簿に加えることもできます。つなぐ広告(Google 広告・Yahoo 広告など)の種類と数によって作業が変わるため、モニター価格とは別に、ご相談のうえお見積もりします |
| 最初の半年 | 3か月後と半年後のアンケートにお答えいただければ、半年間の保守費(月9,800円・税別)は無料 |
| 半年後からの保守 | 1年ごとのご契約です(月9,800円・税別、年額117,600円・税別)。保守には、Google の仕様変更などへの対応、不具合の修理、使い方のご質問を含みます |
| 保守を契約しない場合 | 通信簿はそのままお使いいただけます。ただし、Google の仕様変更などで動かなくなったときの修理は、その都度のお見積もりになります |
β版のため、画面や通信簿の内容は改善のために変わることがあります。外部の予約サービスや埋め込みのフォームを使っている場合など、ホームページの作りによっては数えられない動きもあります。どこまで数えられるかは、面談のときに確かめてご説明します。また、Cookie の同意の表示とプライバシーポリシーへの記載が御社のサイトに必要です(必要であればお手伝いします)。
お申し込みの流れ
- お問い合わせから、ご相談の種類で「EdLab Site 通信簿モニター(β版)」を選んでお送りください。「通信簿で確かめたいこと」「サイトで実現したいこと」もひとことお書きください。
- 30分ほどのオンライン面談で、お互いに合うかを確かめます。
- 先着順ではなく、お話ししたうえで決めさせていただきます。応募が多い場合や、今回の取り組みの趣旨と合わない場合は、ご希望に添えないことがあります。
「うちのサイト、役に立っているのかな」と感じている方からのご連絡を、お待ちしています。
※2026年10月8日:「どこで迷ったか」を自動で見つける仕組み(操作の記録)と、通信簿(PDF・毎月届くメール)と解析画面の新しいデザインについて追記し、画像を差し替えました。



